東アフリカ-植林事業-

ケニア

第三期東部アフリカプロジェクト(第1回ケニヤ植林事業)==募集要項==-index-


第三期東部アフリカプロジェクト(第1回ケニヤ植林事業)==募集要項==



1 事業目的

(1)第1期第2期と同様、地球環境の改善、とりわけ、地球の緑化に貢献するプロジェクトである。内容は、植林ボランティアと総称しうる。
(2)目的:ボランティアは、ケニアで実施されているJICAプロジェクトであるケニア半乾燥地社会林業普及モデル開発計画に協力し、農家の社会条件調査を行い農地林造成に係る農民の基礎データ収集を行う。 
(3)協力:日本大使館,JICA、ケニア林業研究所(KEFRI)、天然環境資源省林業局(FD)

2 期間及日程

(1)期間:2002年8月17日(土)〜8月28日(水)
(2)航空機利用に関する日程

<SIN経由>
(SAT)  NRT/SIN  <NH901>   16:25/22:15
(SUN)  SIN/DXB  <EK405>   02:10/05:10
(SUN)  DXB/NBO  <EK721>   08:10/12:10
(MON)  NBO/DXB  <EK724>  18:20/00:25+1
(TUE)  DXB/SIN  <EK404>   02:45/14:10
(TUE)  SIN/NRT  <NH902>   23:35/07:15+1

(予備案)
<HKG経由>
(SAT)  NRT/HKG  <NH909>   10:05/13:35
(SAT)  HKG/DXB  <EK383>   22:25/04:25+1
(SUN)  DXB/NBO  <EK721>   08:10/12:10
(MON)  NBO/DXB  <EK724>  18:20/00:25+1
(TUE)  DXB/HKG  <EK384>   03:15/17:30
(WED)  HKG/NRT  <NH912>   09:45/14:55+1

(3)現地における日程(案)

エミレーツ航空で到着日を日曜日と仮定して日程を組むことにします。
土曜日
成田を出発
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日曜日
12:10 ナイロビ到着
通関後、直ちにKEFRIへ移動
15:30 オリエンテーション
宿泊:KEFRI(ケニア林業研究所)宿泊所(朝食代150ksh(ケニアシリング)、昼、
夜食代 350ksh、宿泊代400ksh)
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月曜日
午前中 日本大使館,JICAへ表敬訪問
午後 キツイへ移動
宿泊:キツイKEFRI宿泊所(ナイロビと同じ)
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火曜日
午前 社会林業に関する講義
午後 プロジェクト視察(パイロットフォレスト等)
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水曜日〜金曜日(午前中)
農家での農地林視察及び社会条件調査
農家での宿泊は可能(こちらの案では、グループ編成により交代で宿泊)
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金曜日
午前中 キツイへ集合
午後 ナイロビへ
宿泊 KEFRI宿泊所
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土曜日及び日曜日
スタディーツアー(森林・環境保全を学ぶ目的でキリマンジャロ山麓のケニア国境側にあるアンボせり−国立公園を計画しております。一人約100ドル程度を用意願います。)
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月曜日
午前中 ジョモ・ケニアッタ大学との学生交流会
18:15 ナイロビ出発
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機中泊を含め 水曜日 午前7時15分 成田着
この他に、プロジェクト専門家との夕食会も1回考えております。

3 費用概算

(1)航空機等
航空機運賃 エコノミークラス料金  一人 ¥173,000円
TAX関係が         成田空港   ¥2,040円
         ナイロビ    US$40
航空保険料関係が    全日空セクター   ¥1,340円
    エミレーツセクター  US$20
   合計      \176380円 + 60$ = ¥184,180円
                      (1$=¥130として)

(2)宿泊費・食費
KEFRI宿泊所(約2125円)4、ないし5泊
1泊3食で約1,250ksh(朝食代150ksh(ケニアシリング)、
昼、夜食代350ksh、宿泊代400ksh、1kshは約1.7円)
農家ホームステイ
費用については未定

(3)土曜日及び日曜日スタディーツアー
約$100/人

(4)チャーター車のガソリン代
未定

(5)査証の取得(個人)
  ・大使館で本人が取得する場合、¥6,000円、
  ・現地空港で取得する場合、US$50の申請料が、必要
     (到着時に空港での取得も可能のようだが、大使館に問い合わせたところ、
      確実に取得できる保証はない。99パーセント大丈夫のようである。)
・今回使用する旅行会社から専門業社をとおしてもらった場合、\12,000円
参考:http://www.embassy-avenue.jp/kenya/index-j.html

4 参加資格

 今回のプロジェクトの趣旨を理解し、それに賛同し、かつ、精神的・身体的にこのスケジュールにたえる自信をもち、
他の参加者との協調ができ、帰国後、見聞を多くの人に語れる場をもつ人。
 NVC会員を優先する。非会員については、帰国後NVC活動に何らかの形で貢献する場をもち、それができる人を優
先する。

 なお定員30名を越える場合は、各セクション別に、選抜を行う。
NVC正会員 3-4名
NVC学生会員 8-9名
非正会員学生 3-4名(正会員学生会員多数の場合はご遠願うことがあります)
インターン学生 6-7名
平山記念ボランティアセンター関係 10名

5 参加申し込み

 以下に挙げる書類を、セクション別に、下記にお送りください。
1 今回のプロジェクトとの関係で簡単な自己紹介文(参加の動機経験など)
2 お申し込みの方のパスポートのコピー(顔写真のページ)
3 所属、現住所、電話番号、メールアドレス
送り先
○NVC正会員、NVC学生会員、非正会員学生
169-8050 新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学社会科学部多賀研究
(今回の事務局は、社学4年永井亜矢子さんと3年の今井君が担当します)
○インターン学生(選考終了)
 早稲田大学教務部オープン教育センター 井上 裕氏
○平山記念ボランティアセンター関係(選考終了)
 早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター 山口博之氏
締め切り:航空機の座席の確保が優先されますので先着順とします。

6 事業資料(仲村専門家メールによる)

実は、現在のプロジェクトは本年11月で終了するのですが、4月8日から2週間、日本から最終評価ミッションが来て、
ケニアでの17年間の林業プロジェクト活動内容評価を行いました。その中で、ミッションからは、本年の植林ボランティ
アについて高い評価をいただきました。

 ボランティア活動については、既述のとおり詳細については明確ではありませんが、一部の意見の中には、農家の社
会状況調査を行ったらどうかというのもあります。また、学生にはホームステイの覚悟をしておくように伝えてくださ
い。いずれにしても、当プロジェクトが、『ケニア半乾燥地社会林業普及モデル開発計画』(通称、SOFEM : Social 
Forestry Extension Model Development Project forSemi-Arid Areas in Kenya)とありますので、植林ボランティア
には「社会林業」に関するプログラムに参加することになります。とりあえず、当プロジェクトの概要を以下のとおり
要約いたします。


(1)ケニア半乾燥地社会林業普及モデル開発計画の概要

・プロジェクトの背景
 ケニアの国土の84%(4800万ha)は乾燥地又は半乾燥地で占めており、そこでは人口増加(増加率は199
7年で2.5%)に伴って土地や環境に対する圧力が強くなっています。国内エネルギーの消費量の7割以上は薪や炭
によるものですが、人口増加による農地や放牧地の拡大、薪炭材の採集によって地域の森林は減少あるいは貧弱なもの
になりつつあります。このため、ケニア政府は国内の緑化を推進し、近い将来の国内の薪炭林の供給不足に対応する様
々な施策を実施しています。

・プロジェクトの目的
 SOFEMは、農地林の造成を通じてケニアの半乾燥地の住民が必要な植林・造林技術を身につけることを目的とし
ています。この目的を達成するために、次の3つを期待される活動の成果としています。
1.実験林及び農地を利用した技術開発を行い、農地林造成のための実用的な造林・保育技術を提供する。
2.普及員への訓練及び農地林造成への参加等による農地林造成の適切な手法を開発する。
3.社会林業の普及に関する情報の収集、加工及び配布等を行い、関係者及び関係機関の間で社会林業に関する情報を
整備する。

・社会林業とは
 建築材やパルプ材などの木材生産を目的とした従来の林業を「産業的林業」と呼ぶのに対し、農民や地域住民が、家
庭燃料、家畜飼料、緑陰確保など住民自身の生活安定や福祉向上のために自ら行う植林、森林管理、利用活動を意味し
ます。

・組織体制
 ケニア国側は天然資源省林業局及び同省林業研究所が実施機関となり、JICA専門家(長期専門家:チーフアドバ
イザー、調整員、技術開発、農地林造成(技術)、農地林造成(普及)、普及方法/情報及び短期専門家)と共同で主に
ナイロビ東方にあるキツイ県でプロジェクトを運営しています。

・プロジェクト各分野の紹介

このプロジェクトでは、次の4分野の活動を行っています。
・ 技術開発(オンステーション試験)
・ 技術開発(オンファーム試験)
・ 農地林造成(普及)
・ 普及手法/情報

*農地林とは
プロジェクトでは、農地林造成を農家がそれぞれの所有地で燃料材、柱、杭、家畜用飼料、果樹、タンニン、ゴム、
ハチミツ等の林産物生産と防風、家畜用柵、庇陰、土壌保全・改良等の機能を有する目的の小規模な植林活動と捕ら
えています。

1)技術開発

 将来「半乾燥地の地域住民が、自ら造林できるレベルの実用的な技術開発」を行うことを目的として、ケニアの半乾
燥地における農地林造成のための実用的技術試験を行っています。

 i オンステーション試験 
TIVAにある実験林で植樹及び保育の実用的技術を開発しています。
・ 集約施業の検証(ウォーターキャッチメント、マルチング(根覆い)、除草、水収支等)
・ 造林・保育技術の検証(植栽間隔、枝打ち、間伐、萌芽試験)
・ その他の技術開発(種子の発芽前処理(Melia volkensii等)、根系調査、病虫害防除)
・ 野生果樹の選抜試験
・ 付随活動(気象観測、マニュアル整備、実験林及び林道管理、種子採集、苗木生産)

主にプロジェクトで使用する樹種
郷土種
Acacia nilotica  Acacia polyacantha  Acacia Senegal Acacia
tortilis Adansonia digitata Balanaties aegyptica Berchemia discolar 
Croton megalocarpus  Dalbergia melanoxylon Melia volkensii 
Sclerocarpa birrea  Tamarindus indica  Terminalia brownii 
Terminalia pruniodes Vitex doniana Ziziphus mauritiana
外来種
Azadirachta indica  Carica papaya   Casuarina equisetifolia 
Dovialis caffra Delonix regia Eucalyptus camaldulensis Grevillea 
robusta Jacaranda mimosifolia Leucaena leucocephala Mangifera indica 
Moringa oleifera  Propopis juriflora Psidium guajava  Senna 
siamea Senna spectablis  Terminalia mentalis

ii オンファーム試験
これまで実験林で開発されてきた造林技術の実用性を、実験林とは異なる条件にある農地で検証するため、オンファー
ム試験を行っています。
・ ワークショップ
・ 実験林で開発された技術の実証試験
・ 新たな樹種の導入
・ 気象・土壌データ

★技術開発の成果
・郷土種であるMelia volkensiiの種子発芽促進技術が開発されました。
・造林技術として開発したウォーター・キャッチメント及び潔癖除草に関する技術は半乾燥地では必要なものとして認
識されています。

2) 農地林造成(普及)

 プロジェクトで開発した実用的な技術を提供して、住民のイニシアティブによる農地林を造成しています。
・ 農家から農家への普及ができるような普及対象農家の選定
・ 普及対象農家の状況、ニーズ、問題点等を把握し、農地林の計画を立てるための、個別調査の実施
・ 農地林造成に必要な技術を伝達するための普及対象農家に対する訓練の実施
・ 設定された農地林のモニタリング及びそこで得られた情報の技術開発部門へのフィードバック
・ 普及員向けの農地林設定ガイドラインの作成
・ 普及員への啓蒙・訓練の実施
・ 訓練材料の作成(例:農地林見本園の整備、マニュアルやチラシの作成)
・ 農民自身による農地林造成の活動を推進するための環境づくり(例:種子/苗木入手情報の配布、造林に必要な道具
類の購入資金の半額補助)

★ 農地林造成(普及)の成果
・農家から農家へという普及手法はより多くの農家が農地林造成に参加する契機となりました。
・種子/苗木情報システムにより農家と情報を共有することができるようになりました。

3) 普及手法/情報活動
 プロジェクト活動で蓄積された経験や外部から得た社会林業の普及に関する情報の集積を通して、半乾燥地での適当
な普及手法を開発すること、及び、それらの情報を様々な最終利用者が利用しやすいように加工し、発信しています。
・ 情報分野の活動を効率的に実施するための準備的な活動
・ 外部の関係機関との情報交換や刊行物の収集、農地林の成功事例への訪問等外部からの情報収集
・ プロジェクト活動の記録とプロジェクトで得られた知見・情報の整理
・ 社会林業に関する普及マテリアルの作成
・ 出版物やイベント等による情報の発信

(2)プロジェクトの沿革
1982年4月 「年間2億本苗木生産計画」を大統領が発表
1983年2月 林業に関する初めての調査団がケニアに訪問
1984年4月 ケニア政府から日本政府に対して苗木生産に関するプロジェクトを要請
1985年11月 プロジェクト準備フェーズが開始
1986年7月 ケニア林業研究所(KEFRI)が設立
1986年11月 実験林の植林が開始
1987年11月 社会林業訓練プロジェクト(SFTPフェーズ1)開始
1988年3月 日本の無償援助により「社会林業訓練センター」が完成
1988年5月 KEFRIが研究科学技術省の機関となる
1992年11月 SFTPプロジェクト第2フェーズ開始
1997年11月 第2フェーズの終了。SOFEMプロジェクトの開始
1999年9月 KEFRIが森林局(FD)と同じ環境天然資源省の機関となる

(3)プロジェクト実施環境
場所・標高(キツイセンター):ナイロビ東方171km 標高1093m
緯度・軽度(キツイセンター):南緯1°21′23″ 東経38°00′51″
気象:降雨量 450?900mm/年 蒸発量1600から2300mm/年
雨季:10?12月(小雨季)3?5月(大雨季) メイズ収穫成功率 平均25%
土壌:やや砂っぽい赤褐色土
河川:南南東方向に流れるティバ川などの季節河川
   表流水は、雨季終了後約半月で消失。住民は比較的粒度の粗い河床を掘り乾季の生活用水、家畜用水を確保している。
行政区分・人口:1県8郡50村 81万人(1996年)
社会・文化:部族 カンバ族、言語 カンバ語 スワヒリ語、英語 宗教 キリスト教
農業集落 散住形態 農業開拓 約半世紀の歴史 現在も旧放牧地に入植地拡大中
農業形態 自給穀物(メイズ、豆) 牧畜(肉牛、ヤギ、ニワトリ) 果樹 野菜
平均土地所有:4〜6ha

7 その他

諸準備
(1)今回は英語による講義を取り入れようと考えております。このため、学生には約3時間程度の講義が受けられる英
語力を必要とします。(農家での社会条件調査にも必要)
(2)学生には、社会条件調査について学習させてください。
(3)移動は、ナイロビ及びキツイ往復はプロジェクトのバスを使用しますので、その際の燃料代を御負担願います。
(4)その他
 ボランティアが収集したデータを今後使用するため、出国前にグループ報告(農家別)及び個人レポートを学生は提出し
て下さい。

予防接種について...
ケニヤについては予防接種は義務付けられておりませんが、復路にシンガポールを経由されますと、黄熱病の予防接種
証明書が必要になります。又、経由地を問わず、ケニアに行く際外務省ではではマラリアの予防接種を「しておいた方が
望ましい」としています。

支払い:総額が決定次第、申し込み者にお知らせします。
出発の4週間前までにNVC事務局の郵便口座の振り込み願います。